2015年5月24日日曜日

CRSマニアがガチで選んだCRS作品ランキングTop 30(20~11位)

さて、まだ5月だというのに暑い日が続いてますが、CRSを聴いてさらに熱くなってもらいましょう!

というわけで、前回から書いている企画『CRSマニアがガチで選んだCRS作品ランキングTop 30』の20位から11位までを紹介したいと思います(30位から21位まではこちら)。ここからは本当に良作ぞろいだと思います!


ではいってみよ~。



【20位】
The Dumpers : Business Ass Usual(2003年)


さてさて、20位はこちら。「Stzaが歌ってるんじゃないの!?」と誰もが勘違いしてしまいそうなほどChoking VictimのサウンドにそっくりなThe Dumpersのデビューアルバム!一応言っておくが歌ってるのはStzaではなくオーストラリアの人たちだ。Stzaばりの力強いスクリームもさることながら、8曲目のように「Let's Go Kill All The Cops!」とストレートに歌ってるあたりがもう完全にChoking Victimっぽくて、ある意味楽しめる作品になっている。ノリの良さも申し分なく、20位にランクイン!



【19位】
Cap A Capo : .​.​.​Have You Got What You Paid For?(2009年)


この酔いどれ感はクセになる!19位はCap A Capoのデビューアルバム!こちらもまたオーストラリアのバンドによる作品であり、Cap A Capo自体がどこまで知名度があるかはわからないが、これはなかなか隠れた良作だと思いますよ。間違いなくCRSなサウンドなのだが、そこまで重さは無く、逆に爽やかさすら感じられて聴き心地がよい。まるで酒をひっかけたかのように陽気に歌う様はまるでThe Poguesみたいで、楽しそうに演奏してる感じが伝わってくる。2曲目の『Existence』や16曲目の『Tear It Down』とか最高!

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【18位】
Beng Beng Cocktail : From the Swallow to the Bottle(2009年)


18位は、3人組アコースティックトリオBeng Beng Cocktailのデビューアルバム!アコースティックでダークにスカを演奏するという斬新なスタイルの作品で、テクニカルな演奏には思わず聴き入ってしまうことでしょう。私ごとだが、この作品を初めて聴いたときの衝撃感はハンパなかったわけで、ごちゃごちゃした評価を抜きにすれば5本の指に入るほど大好きな作品だ(総合的に評価して18位だ)。Public SerpentsやUnion Jackなど多数のCRSバンドがゲストボーカルで参加してる点も見逃せない。『I Say Love』や『After All』、『My Shoe Laces』など珠玉のナンバーが詰まっていて、惚れ惚れしてしまう作品だ。

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【17位】
Evil Empire : Does This Genocide Make Me Look Sexy(2006年)


ボーカルのぶっ壊れ加減が痛快!17位はEvil Empireのデビューアルバム!怒り狂ったスカとはまさにこのことだろう。ホーン交じりのスピーディなスカのビートに乗せてボーカルが吠える!わめく!叫ぶ!パンチ力抜群で邪悪度も強く、まさにEvil Empire(邪悪の帝国)!ホーンのねっとりした音色が余計に人を狂わせるのだろうか。このねっとりした音色に酔いしれたが最後、Evil Empireからは抜け出せません。要注意!!




【16位】
No Service Project : So Awsome It Hurts(2003年)


16位は、No Service Projectの秀逸なデビュー作だ。テンポが速くて激しさがありながらも、どこか爽やかで甘酸っぱいサウンドは青春パンクならぬ、青春CRSと言ったところ。1曲1曲が短いのであっという間に聴き終わってしまうが、聴き終わったあとの満足感はこの上無し。本作品にはNo-CashのボーカルだったChrisも参加していて、なかなかレアな作品と言える。No Service Projectは他に2つ作品をリリースしているが、CRS系のサウンドが聴けるのはこの作品だけだ。



【15位】
Anti-Venöm : As Soon As There Is Justice(2010年)


15位は、Anti-Venömのデビューアルバムだ。なんと言うか、この作品は色んな要素が詰まりすぎて簡単に言い表すことができない。『FCUKU』みたいに打ち込みを使ってポップに仕上げたスカチューンもあれば、『Looking For The Answer』みたいに怪しげなダブチューンもあり、『Name your Addiction』みたいな涙混じりのスカチューンもあるわけで、ただただ色鮮やかな作品に仕上がっている。この作品がRazoというたった一人の男によって作られたのだから驚きだろう。そう考えれば凄いセンスの高い作品だと思えるはずだ。個人的にはもっと評価されるべき素晴らしい作品だと思う。


【14位】
Morning Glory : The Whole World Is Watching(2004年)


CRSの重要作品としてやはりこの作品は欠かせない。14位はMorning Gloryのミニアルバム!イントロで群集の叫びとパトカーのサイレン音が響き渡る1曲目『The Whole World Is Watching』がこの作品の物々しさを物語っている。現在のMorning Gloryはかなりポップな作品を作っているが、この作品はその正反対で暗く混沌としており、この世の終わりでも歌っているかのよう。5曲目の『Gimme Heroin』は名曲だ。この作品はCDとして売られているものの人気が高いため入手困難で、オークション等では高額で取引されている。

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【13位】
Niño Zombi : Zombie Army(2007年)


そのサウンドはまるでゾンビたちの宴!ホーン混じりのホラーなスカチューンが楽しく、Stzaも参加しているNiño Zombiの2ndミニアルバムが13位!Niño ZombiはメキシコのCrack Rock Steady部隊だけあってStzaとの交流も深く、よくStzaが作品に乱入しているのだ。Stzaが認めるだけあってレベルは高い!人気ある作品なのでCDを入手しづらいのが難点。bandcamp化もされていないが、SkaCoreMafiaというサイトからフリーダウンロードできます(Niño Zombi公認。)

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【12位】
The Stupid Stupid Henchmen : Carbombs Are Cool(2005年)


ボーカルChetの破滅ボイスが炸裂!12位は強烈なスカチューン満載のThe Stupid Stupid Henchmenの4thアルバム!収録数32曲と、たっぷり詰め込んだ感がある。はっきり言って、粗末でめちゃくちゃな作品だ。でも、これを粗末と言って片付けてしまったらCRSなんて聴かないほうがいいでしょう。このごちゃごちゃしてて混沌とした感じがCRSの醍醐味でしょ?私はこの作品が好きでたまりません。ジャケットを見ただけでゾクゾクします!

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【11位】
No-Cash : Run Your Pockets(2003年)


さて、11位はこの作品となった。2003年リリース、No-Cashのデビューアルバムにして、当時のCRSファンを湧かせた強烈な一枚だ。ボーカルChrisの強力なスクリームにはえげつなさすら感じられ、ギターのサウンドには切れ味があり、まさに殺人サウンド。しかしバラードちっくなナンバーもあって、ヘヴィなサウンドとソフトなサウンドを巧みに使い分けてくる点に秀逸さが感じられる。今は無きNo-Cashが残していった素晴らしきアルバムであり、CRSシーンで永遠に語り継がれるであろう伝説的アルバムと言える。しかしこの作品以降に素晴らしいCRS作品が出過ぎてしまったわけで、この順位は時代が変わったことも表していると言えよう。

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というわけで、私CRSマニアがガチで選んだCRS作品ランキングTop 30の20位から11位まではこのようになりました。ここまで来ると有名な作品も結構出てきましたね。次回はいよいよ10位から1位まで発表したいと思います!お楽しみに~。

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